フッ素の応用は?

2019.08.29

フッ化物を効果的に使うには

虫歯予防作用を考えると、フッ化物洗口とフッ化物配合歯磨き剤の低濃度フッ化物多数回応用に高濃度フッ化物少数回応用のフッ化物歯面塗布を組み合わせて利用した方が良いようです。

つまり、低濃度と高濃度のフッ化物を組み合わせて使うことです。

高濃度フッ化物と低濃度フッ化物を組み合わせて上手に効果を引き出す

フッ化物配合歯磨き剤は、歯磨きの都度1日に3回利用します。またフッ化物洗口剤は就寝前の1日に1回利用します。

しかしながら、フッ化物配合歯磨き剤で夜の歯磨きをしてから就寝まで、テレビを見たりして過ごす人などは、寝るまでに口腔環境中のフッ化物が減ってしまいます。

そこで、就寝前にうがいだけで済むフッ化物洗口によって、口腔環境中にフッ化物を追加してあげると良いでしょう。

フッ化物歯面塗布は、高濃度フッ化物少数回応用で効果が出ます。

日本のフッ化物塗布剤のフッ化物濃度は9000ピーピーエムです。

高濃度のフッ化物を乾燥した歯面に3〜4分間塗布すると、反応が起こります。

フッ化カルシウムは水や唾液には溶けにくいのですが、酸には溶けます。

フッ化カルシウムは数週間は歯面上に残っていますが、少しずつ酸に溶解してカルシウムイオンとフッ素イオンになります。

この時に歯面に供給されるフッ素イオンは、歯の脱灰抑制と再石灰化を促進するとともに、歯表面のヒドロキシアパタイトの水酸基と置換してフッ素化アパタイトとなります。このフッ素化アパタイトは酸に溶けにくいため、う蝕が発生しにくくなるのです。

フッ素化アパタイトは徐々に消失する

フッ素化アパタイトが生成されるのはごく表面に限られるため、食事やブラッシングなどで少しずつ消失します。

そのため定期的に継続して塗布を繰り返すことが必要なのです

本所吾妻橋、押上、曳舟、東向島、八広、鐘ヶ淵、小村井、東あずま周辺にお住まいの墨田区民の皆様、

歯のことならおそざわ歯科へどうぞ。

 

いいね!して最新記事を
チェックしよう!

曳舟、押上、京島のおそざわ歯科