上海歯科事情

2019.09.26

上海歯科事情

先日、副院長と歯科医師会の先生と共に、上海に行ってまいりました。

目的は上海の歯科事情を知る為です。

上海に定住する日本人は3万人を超え、ゆくゆくはニューヨークを越える国際都市になっていきます。

中国の医療保険制度は日本でいう国民皆保険とは趣旨が異なっていて、日本ではすべての国民が何らかの医療保険に加入できる制度になっていますが、中国の公的医療保険制度は、本人の戸籍が都会か田舎か、仕事があるかないかで別れていて、すべての人が病院で治療を受けられるわけではないとのことです。
つまり、お金持ちしか良い医療は受けられないアメリカ型の制度に近い印象です。
日本の企業は、いかにうまく中国と手を結ぶかが成功のカギと言われています。
これは何もユニクロのように製造の拠点を中国に移すのだけではありません。
今の中国の人口は12億人以上と言われています。
世界の人口の5人か6人に一人は中国人と言う計算になります。
それほど巨大なマーケットが中国には存在しているのです。
上海は北京に次ぐ巨大都市ですが人口は2200万人!
日本人も駐在員と家族で5万人とも7万人とも言われ
旅行者を含めると上海の街に10万人以上の日本人がいると言われています。
歯科医院の数は色々と調べましたが正確な数字は掴めませんでした。
恐らく2万軒はあるのではないかという答でした。
今回は上海の中心にある歯科医院の見学
をしました。
上海には歯科大学は2校あります。
一学年の定員は30名から50名程度!日本より一年長い7年生の大学でしす。
今の中国の歯科事情は日本の10年遅れていて、やっと歯を残す治療の勉強に力を入れているそうです。
話を聞くと、どうやら日本の30年以上前の歯科治療を行っているようなイメージを持ちましたが、さすがに中国は広く、歯科事情もかなり格差があるようでした。
未だに足ふみ式のエンジンを使っている歯科医院も多いようですが、上海のトップレベルの歯科医院を見学すると日本より進んでいるところもあります。

本所吾妻橋、押上、曳舟、東向島、八広、小村井、東あずま周辺にお住まいの墨田区の皆さん

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