口がぽかんと開いている子には
口呼吸がある場合は、鼻や喉の病気やアレルギーや気道の問題がないかどうか調べ、もしあれば耳鼻科の受診をします。
このような問題もないにもかかわらず、口がぽかんと開いていて、口呼吸の習慣がある子は、口唇の閉鎖力も弱く、舌も低位あります。
口呼吸の習慣をなくすには、口唇閉鎖を促すリップトレーニングに加えて、口唇の機能を積極的に改善していくことが必要です。
口呼吸の習慣がある子の特徴
口の周りの筋肉が弱い、口唇が乾燥している、口角が荒れている、上唇が上向きにめくれているなどの特徴があります。
対応はどうしたらいい?
捕食
口唇を閉じて食べ物をとらえることができるようにします。
ひと口量が多くならないように、手づかみで食べ物のかじり取りができるようにアドバイスします。
咀嚼
食べ物を口の中に入れてそして口を閉じて、臼歯部で食べ物を保持して咀嚼できるようにします。
嚥下
口を閉じて臼歯を咬合して嚥下できるようにします。
スプーンの使い方
口が開いていると、口唇をうまく使うことができず、スプーンを歯で噛んでしまう、またはうまく食べ物を取り込めないなどの様子が見られます。
スプーンの前方部に乗せた食べ物を上下の唇ではさみ、食べ物を捉えるられるようにします。
コップの使い方
唇を閉じて舌が口蓋につきやすい状態にして飲めるようにします。
うがい
口唇の筋力強化を促して、ぶくぶくうがいができるようにします。
このような日常の生活習慣に関わる口腔機能への指導は、口腔周囲の機能を高めると同時に、毎日行うことで効果が現れ、習慣化にもつながります。また、口唇閉鎖が適切にできることで、舌位を改善し、正しい嚥下へ導く効果も期待できます。
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