口臭が気になりませんか?

2019.03.20

口臭が気になりませんか?

みなさんは自分の口臭が気になりませんか?

口臭とは、吐く息がくさいこと、呼気に載ってくる悪臭のことです。

歯や口の中の病気に由来するものが多いのですが、他に糖尿病や食道、胃、肝臓などの病気も原因の場合もあります。

口臭症

何年か前から歯科大学の附属病院を中心に口臭外来が開設されてきて、口臭患者の実態がやっと浮き彫りにされるようになってきました。

口臭を訴える患者さんを口臭症と診断されますがその患者さんの状況は単純ではなく、様々な要因が絡んでいる場合が多いのです。大別して次の2つに分類することができます。

1.他臭症

2.自臭症

 

1.他臭症

他臭症は、これは第三者の他人が感じる悪臭発している人で、口の中あるいは身体に症状があるような、臭いの発生源が現れている場合です。

呼気に悪臭成分が混在しているので、その原因を探りそれに対処すれば治癒できるものです。

2.自臭症

自臭症は、第三者が臭いを感じないのに、当人が自分の息がくさいと自意識過剰になっている口臭症です。

他人から口が臭いと言われる時に端を発し、さらに本人も悪臭を感じたと輪をかけてそれを気にするようになり、人と対する時などはそれが最高潮に達します。

このようなことが高じて自意識過剰性=自臭症に陥ってしまうケースが多いようです。

それによって、閉じこもりなどの合併症になる人たちも増えています。

口臭外来を持つ歯科診療所の統計によれば、自臭症患者が全体の7割、8割を占めています。

臭いの基礎知識

呼気から発散されるガス成分の数は、200種類とも400種類とも報告されています。

昔、経験豊富な名医は診察室に入ってきた患者の発する臭気から、病名を見立てたと言い伝えられています。

臭い成分の種類

硫化化合物、窒素化合物、脂肪酸、炭化水素、ケトン、アルデヒドなどがあります。

口臭の発生のメカニズム

私たちは、毎日いろいろな食品を食べていますが、消化管の入り口である口をはじめ、各消化管で様々な酵素やバクテリアの作用で分解吸収されわたしたちの生体維持のために役立っています。

その過程において、いろいろなガスが生産されそれが体外へ発散された時に匂いをもたらすことになるなるのです。

口腔清掃が良好な場合は、他人に不快さを感じさせる悪臭はありません。

朝起きたときの口臭は、生理的口臭と言う事ができます。

しかし歯周病や歯垢の沈着がひどくなって口の中に症状があったりする場合や、鼻腔や内科的に疾患がある場合は口臭が強くなります。

これを生理的口臭に対して、病的口臭といいます。

このような口臭を測る器械があります。

いわゆる口臭測定器です。

次回は口臭治療について、お話しさせていただきます。

 

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