歯ブラシによる清掃の限界を知ってますか?
小窩裂溝、
歯間部隣接面、
歯周ポケット内
は歯ブラシの限界ゾーンです。
臼歯部咬合面の小窩裂溝の形、太さ、深さには個人差があります。
中には細く、深く、奥で広がっているものもあります。
一般に裂溝の直径は20ミクロン位で、歯ブラシ一本の毛の直径は0.2ミリです。
0.2ミリは200ミクロンですから、歯ブラシの毛は裂溝の中には入ることができません。
細菌は1ミクロンぐらいで、裂溝の中に多数生息しています。
歯ブラシの先端が極細になっていても、裂溝は清掃しきれません。
また、平滑面は滑沢な表面をしているようですが、実は5ミクロン位の微小欠損が多数あり、この中に生息している細菌はブラッシングではきれいにはできません。
歯間部隣接面や歯周ポケット内なども同様に磨ききれません。
このようなことから10分以上時間をかけてもブラッシングだけのう蝕予防には限界があると理解した方が良いでしょう。
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