子供の咬合誘導、矯正

2019.07.31

押上、本所吾妻橋、曳舟、東向島、八広、鐘ヶ淵、小村井、東あずま周辺にお住まいの墨田区民の皆さん、咬合誘導をご存知ですか?

いわゆる矯正ですが、簡単にお話ししたいと思います。

反対咬合

反対咬合は自然治癒することがあり、1歳6ヶ月で反対咬合であった子供のうち、約60パーセントが5歳の段階で反対咬合が治っています。

乳幼児期におけるこれらの反対咬合は機能性の反対咬合と考えられ、約60%が自然治癒したのは、発症原因である口腔習癖を改善したからなのです。

習癖の自己改善ができなかった機能性の反対咬合は、機械的に舌や下アゴを前方に移動する装置を使用することによって治癒します。

正しい舌の位置  (舌が上アゴにいつもついている状態) を確保することにより、下アゴを後退させることができるのです。

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開咬とは

舌が低い位置にあり、嚥下時や発音時に舌を前方に突出させるような癖がある場合、その舌に押された前歯部が舌の形態に合わせて離開して臼歯部のみが咬合接触するような開咬の状態になります。

このような状態では、噛み合わせる歯の数が少なくなるので、咬合した時の力は臼歯部に集中し過重負担が増大します。

前歯には接触がない為、力は臼歯部にかかります。

アゴを前に出した時、横に動かした時も臼歯部だけで誘導しますので、臼歯部の負担は増大します。

開咬のリスク

開咬では臼歯部の負担荷重があるため、歯周病が悪化することがあります。

臼歯部を前後にすり合わせるグラインディングが起こり、一部の臼歯に力が加わり歯周病を悪化させることが多くなります。

また、臼歯部に歯の破折が起こることもあります。

歯周病や歯の破折により、歯の数がどんどん少なくなって、治療が難しくなって来ます。

治療

歯周病の治療を行い、前歯を含めた歯列全体の咬合接触を与える事と、悪習癖を取り除くことが大切です。

被せ物によって前歯部を咬合接触させるか、矯正によって歯を移動させ接触させることが考えられます。

拡大床による咬合誘導

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矯正で使う拡大床をご存じですか?
取り外し式の装置で顎を拡げて、きれいな歯並びに治す装置です。
歯が生えるスペースが足りないと、歯並びはガタガタになります。
これはアゴの成長不足が原因です。

そこで、拡大床装置で顎を大きくし歯が並ぶスペースを確保するのです。
矢印の方向にネジを回すと少しずつ広がっていき、それに伴い顎も拡大していきます。
小学生から中学生の時期が適応です。
スペースが確保できたら、ワイヤーで矯正します。
期間は個人差がありますのが、歯を抜かなくていいという利点があります。
詳しくは院長にお尋ねください。

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