妊婦さんへのエックス線の影響

2019.03.09

妊婦さんへのエックス線の影響

東日本大地震の時、放射線について騒動起きましたよね。その時は患者さん自体にもX線の放射線って危ないのではないのかと言われたりもしました。

私達は日常生活のなかで、常に放射線を浴びています。年間2.4mSv(世界平均)くらいは被爆しているといわれています。

飛行機での被曝量

成層圏を飛行する旅客機には宇宙からガンマ線が降り注いでいますが、ある調査によると、ある調査では0.1マイクロシーベルト毎時あったのが、高度を上げるにつれてみるみる増加します。

高度10,000メートルを超えるあたりで、2.0マイクロシーベルト毎時になっていました。

その数値は地上の20倍です。

東京都ニューヨークを往復する過程で、およそ0.2ミリシーベルトの被曝量があります。

年間6000時間以上飛行機に乗らない限り、許容量を突破する事は無いようです。

 

歯医者さんでの被曝量

歯科用レントゲン写真1枚で約0.01mシーベルトといわれていますので、通常の歯科治療で撮影される枚数程度なら心配はありません。

ちなみに胃のX線撮影による被曝量は0.6ミリシーベルト。

また胸部CTスキャンの被曝量は6.9ミリシーベルトです,

最近ではレントゲンのデジタル化が進んだのでもっと少ないのです。また鉛のエプロンで防護し、かつ腹部とは距離があるので被爆量はほとんど問題ないと考えられます。

しかし、妊婦さんは歯医者でレントゲンを撮る事を嫌がるでしょう。

うちの歯医者さんでも、妊婦さんへは出来るだけレントゲンを撮らないようにしています。

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